呼吸法から食の世界へ 〜先生を持つということ


私が、「食」の世界に入ったキッカケは『呼吸法』です。合気道の。

合気道は、ヨガからきた練習も入っていて呼吸に特化した練習もありました。プラーナヤーマ。サンスクリット語で、プラーナは『生命力』、ヤーマは『コントロール』を意味するそうです。私の先生は、合気道は生命エネルギーを高めるためにあるとおっしゃいますが、その源は呼吸法かもしれません。




私は重度の障害を持って生まれてきた次女の介助・介護で、10年間くらい「介護ひきこもり」みたいな状況でした。病気をきっかけに「自分の時間」を持つことに決めました。

なんで、病気にならないと、変えられないのか。身に迫ったことがないと自分を大切にできないのは日本ではありがちかも。




「自分の時間」の最初の一歩は内田樹先生の合気道道場への入門でした。そこで自分の存在をマルっと認める『呼吸法』を知りました。直接的ではないのですが、道場で呼吸法をしていると、自分の存在を肯定できるパワーが湧いてくるのです。




内田先生からは合気道以外にもたくさん学ばせていただいてます。大きな教えのひとつは
『先生はえらい』。




何事をするにも「先生をみつけなさい」ということ。本でもリアルでもいいので先生から教えていただきなさいと。先生がいないのは『ニセモノ』とまでおっしゃってました(ご著書のなかで)。




私をその教えを守っています。お陰様で自分が予想していたより、大きな学びをいただいています。




さて、呼吸法と栄養が繋がった学びを探していて『メディカルタイチ』(医療関係のデータある太極拳、薬膳も含む)に出会いました。




そこで、東北大学非常勤講師をされていた関隆志先生に出会い「ツボ、経絡」などを教えていただきました。




習いながらも私は「1日2日講義で、使い物になるわけない」ので、「教養」として勉強したらいいと自分のスタンスを設定していました。




ところが…




先生は本気でした。




私みたいな素人を前に




「もし大震災がきて、医薬品も器具もなかったら、あなたが処置をするんです。ツボで!」




先生の目は、三角につりあがり本気でした。




「マジか!」私は、ギョッとしました。




やっぱり「先生は有難い!」と、内田先生の言葉の意味を噛み締めました。




関先生は、東日本大震災のとき避難所でツボを押して不調の方々を介抱された経験をお持ちでした。災害が多くなってきた昨今、確かにいつ我が身に災害が降り掛かるかわかりません。そんな時、周りの方をケアできたら素晴らしいこと。




メディカルタイチ(医療関係のデータある太極拳、薬膳も含む)を学びにきて思ってもない『本気』に出会ったのでした。実際には、経絡、つぼ、その方の体質・・と覚えることは山盛りで、すんなりとは頭に入りませんでした。さらにいうなら、私はその頃、軽くブレインフォグ状態。分子栄養学に出会う前でした。




関先生のご本では、ミネストローネを試作させていただきました。初めて「料理家」として本に名前が載りました。




話しはだいぶそれましたが、読んで下さり有難うございました。

ありのまま 腸活食養生 五楽

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